「経験」と「経験則」

「経験」と「経験則」は似ているようで少し違うということです。経験は誰にでも積み重なります。しかし経験則になるのは、その経験から共通する原理や法則を見出したときです。例えば営業で、

 お客様は価格だけで判断していない

 良い質問が良い提案を生む

 部下は指示よりも理解によって動く

 問題の表面ではなく真因に着目する

といったものは、単なる体験談ではなく経験則です。

そして優れた経営者や管理職、営業パーソンほど、自分の経験だけでなく他人の経験からも経験則を学びます。書籍を読むこと、旅行をすること、異業種の人と話すこと、映画や歴史から学ぶことも、実は「他者の経験を借りる行為」と言えるでしょう。

多角的なものの見方を身につける目的も、単に知識を増やすことではありません。さまざまな視点から物事を観察することで、より質の高い経験則を構築することにあります。

研修の場でもよくお伝えするのですが、「経験した人」と「経験から学んだ人」では大きな差があります。さらに、「学んだことを原理原則に昇華した人」は、環境が変わっても成果を出し続けます。

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