アイディアを出せない営業

 アイディアを出せない営業は「情報・構造・視点・仮説」の4つが欠けています

(センスではなく思考材料と使い方の問題です)

 1. 情報不足(インプットが浅い)

アイディアは「無からは生まれない」です。

◆不足している情報

 顧客の業務プロセス

 業界構造・商流

 数値(原価・利益・回転率)

 他社事例

◆ 情報がない営業の状態

 「何を提案していいか分からない」

 「ありきたりな話しかできない」

◆ 本質

考えられないのではなく材料がない

2. 構造化力の欠如(情報を整理できない)

情報を持っていても、整理できなければ意味がありません。

◆典型例

 ヒアリング内容がバラバラ

 課題が特定できない

 優先順位がつけられない

◆ 結果

「で、結局何が問題?」状態

◆必要な力

 課題分解(売上=単価×数量 など)

 ボトルネック特定

 因果関係の整理

構造が見えるとアイディアは自然に出てくる。

3. 視点の不足(発想の切り口が少ない)

アイディアとは「新しいもの」ではなく、組み合わせと視点のズレです。

 ◆視点が少ない営業の特徴

 価格の話しかできない

 商品説明に終始

 自社目線のみ

◆代表的な視点

 時間(短縮できないか)

 コスト(削減・最適化)

 人(負担軽減・教育)

 プロセス(無駄排除)

 リスク(回避・分散)

 収益(売上拡大)

視点が増えると同じ情報でも別の提案が生まれる

4. 仮説思考の欠如(考える前に止まる)

アイディアが出ない最大の原因はこれです。

 ◆ダメな状態

 「分からない」で思考停止

 正解を探そうとする

 間違いを恐れる

◆できる営業はこう考える

 「仮にこうだとしたら?」

 「この要因が原因では?」

 「こう変えたらどうなる?」

◆ 仮説とは未完成でも前に進める思考

5.エビデンスとの接続ができていない

アイディアが出ない営業は:

「思いつき」と「根拠」を分断している

結果

 ただの思いつき → 自信が持てない

 提案できない → 沈黙

◆本来の状態

 アイディア → 数値で裏付け

 仮説 → 検証可能

◆ これが提案になる条件

よくある誤解

X「発想力がない」

X「頭が固い」

ではなく考えるための型を持っていない。

 アイディアは才能ではなく、「情報 × 構造 × 視点 × 仮説」で作られる。

◆ 改善トレーニング

顧客課題:

「受注処理に時間がかかる」

これに対して:

① 原因を3つ分解

② 各原因に対して改善アイディアを出す

③ 数値効果を仮説で出す

◆模範思考例

原因:

 手入力が多い

 承認フローが長い

 システム連携がない

アイディア:

 自動化導入

 承認簡略化

 API連携

数値仮説:

 作業時間30%削減

 人件費月20万円削減

◆ まとめ

アイディアが出ない営業は 知識不足ではなく、思考の使い方が間違っている。

そして、正しい型を持てば、誰でも出せるようになる

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