自分との約束を守る
~営業力の土台は自己管理力にある~
優秀な営業員というと、話が上手な人、交渉力のある人、人脈の広い人を想像するかもしれません。しかし、長期的に成果を出し続ける営業員を観察すると、もっと地味な共通点があります。
それは、「やると決めたことをやる」ということです。「毎日新規顧客に5件アプローチする」「商談後24時間以内にフォローする」「毎週金曜日に案件を棚卸しする」「毎月一冊は営業や顧客業界に関する本を読む」。
誰かに監視されなくても、自分で決めたことを実行します。営業という仕事は自由度が高い仕事です。だからこそ、自己管理能力によって成果に大きな差が生まれます。
特に注意したいのが、「重要だが緊急ではない仕事」です。顧客研究、商談準備、案件整理、振り返り、自己研鑽などは、今日やらなくてもすぐには困りません。しかし、こうした活動を積み重ねている営業員とそうでない営業員では、半年後、一年後に大きな差が生まれます。
優秀な営業員は、モチベーションだけに頼りません。「やる気があるから行動する」のではなく、「決めたから行動する」のです。
そして、自分との小さな約束を守り続けることで、「自分は決めたことを実行できる」という自己信頼が形成されていきます。
営業力を高める第一歩は、難しいテクニックを身につけることではないかもしれません。
「決めたことを続ける」。
この当たり前を習慣にできる人が、最終的に強い営業員になっていくのです。


