OJTの注意ポイント(第1回)

トレーナー(上司・先輩)が受講者(部下・後輩)に対し日常業務の中で、仕事を通して意図的・計画的に働きかけていく指導・教育のこと。

 大量の人員を早く仕事に慣れさせるために提唱された実地訓練法です。4段階の指導法で構成されます。「やってみせる(Show)」「説明・解説する(Tell)」「やらせてみる(Do)」「評価・追加指導(Check)」が基本となります。ここで、大切なことは知識を教え込むだけでなく反復して言い続け、反復してやってみて、反復してやらせて習慣化をすることが必要です。

OJTを受ける従業員とトレーナー(指導者)との間で、明確な目標と期待を共有しましょう。どのようなスキルや知識を習得することを期待しているのかを明確に伝え、受講者が自分の進捗状況を把握できるようにします。

OJTのトレーナーは、経験豊富で専門知識を持つ人物を選ぶことが重要です。トレーナーは、受講者を適切に指導し、サポートする役割を果たします。コミュニケーション能力や指導力に優れた人を選ぶことで、効果的なOJTが実施できます。また、トレーナー間の質は高度な次元での均一化が必要です。その為の指導者研修のも必須となります。

OJTでは、実際の業務現場で学びを提供することが重要です。受講者には、実際のタスクやプロジェクトに参加し、実践的な経験を積む機会を与えましょう。理論だけでなく、実際の業務に即したスキルや知識を習得できるようにします。

OJTでは、受講者にスキルを段階的に習得させることが重要です。基礎的なスキルや知識から始め、徐々に難易度を上げていくことで、受講者の成長と自信の構築を促します。

受講者には、定期的なフィードバックと振り返りの機会を提供しましょう。トレーナーや上司からの具体的なフィードバックを通じて、受講者の成果や改善点を共有します。また、受講者自身も自己評価や振り返りを行い、学びのアウトプットを意識することが重要です。

第2回へつづく

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