営業におけるタスク管理は、「やるべきことを漏れなく・ムダなく・期限どおりに実行する仕組み」を整えることです。
■ 営業でタスク管理が重要な理由
営業は「商談・提案・既存フォロー・見積・社内調整・資料作成」など業務が多く、しかもそれぞれに締め切りがあります。
タスク管理が弱いと、見積提出の遅れ 顧客フォロー漏れ 商談準備不足 訪問・架電の優先度ミスなどが起こり、売上に直結して影響してしまいます。
■ 正しいタスク管理の5つの基本
① タスクを「全部出す」
まず最重要は漏れゼロ。
頭の中で覚えておくのではなく、すべてを書き出す・入力する仕組みをつくることが第一歩です。
CRM/SFA、ToDoリスト、手帳など
「顧客」「案件」「社内調整」「育成」「資料」などカテゴリー別に整理
② タスクの「目的」と「成果物」を明確にする
タスクは「動作」ではなく「成果」で定義すると進捗管理しやすくなります。
例:悪いタスク
A社へ連絡する
(→何を伝えたいのか?目的が不明)
良いタスク
A社の導入スケジュール決定のため、担当者へ確認電話し、結果をSFAに登録する
目的が明確だと、行動の質が上がります。
③ 優先順位をつける
タスクには「重要度」と「緊急度」があります。
営業でよく使われる判断基準は以下の通りです。
重要度:売上・顧客満足・案件進行にどれだけ影響するか
緊急度:期限が迫っているか、相手のレスポンスに関わるか
最優先すべきは重要 × 緊急 のタスク(例:今日中の見積提出)
次に重要 × 非緊急(例:中長期案件の提案準備・顧客深耕)
この2つを中心に日々の計画を作ると成果につながります。
④ 時間ブロックで「実行の枠」を決める
タスクは書くだけでは終わりません。
営業は外出・顧客対応で流されやすいため、
あらかじめ時間を確保しておくことが効果的です。
例:
午前:メール処理+架電
午後:商談2件
16:00–17:00:提案資料作成
17:00–17:20:明日の計画づくり
優秀な営業ほど、計画に実行枠を先に確保しています。
⑤ 毎日の「振り返り」と翌日の計画
タスク管理は実行後の管理も重要です。
チェックポイント
完了タスク:どれが進んだか
未完了タスク:なぜ進まなかったか
翌日・翌週の再配置
案件の状況変化によるタスクの追加・削除
「自分の行動を自分でマネジメントする力」を高めることで、自律的な働き方が身につきます。
■ まとめ
正しいタスク管理は、
漏れがなくなる
締め切りに強くなる
顧客対応の質が向上する
売上につながる行動に時間が使える
という営業成果に直結する仕組みです。


