問題1
営業とロジ部門の連携強化において、営業側の最も重要な基本姿勢はどれか?
A. ロジ部門の判断に任せて指示を待つ受け身の姿勢
B. 顧客要望を最優先にし、ロジ部門に対応を一任する
C. ロジ部門の制約やKPIを理解したうえで顧客と調整を図る
D. ロジ部門の改善提案には口を出さず、営業判断に専念する
正解:C
解説:
営業とロジの連携は、相互理解と制約の共有から始まります。営業は顧客満足を担いながらも、ロジ部門の制約(在庫・納期・配送キャパ)を理解し、実現可能な提案・交渉を行う必要があります。連携とは、受け身でも押しつけでもなく「翻訳と調整」が役割です。
問題2
次のうち、営業部門がロジ部門と事前に情報共有しておくべき内容として最も適切なものはどれか?
A. 新規顧客の名刺と会社情報
B. 営業KPIの未達成状況
C. キャンペーンや新商品の出荷スケジュールと予測数量
D. 顧客との価格交渉内容の詳細
正解:C
解説:
プロモーションや新商品導入時には、ロジ部門が出荷計画・人員配置・配送手配などの事前準備を行う必要があります。営業が販売計画を早期に共有することで、出荷のピークを回避し、欠品・遅配などのトラブルを防げます。「営業からの通知が遅い」がよくあるロジの不満です。
問題3
ロジ部門との連携における営業の役割として適切でないものはどれか?
A. 顧客からの納品条件変更の情報を速やかにロジ部門へ共有する
B. 短納期・特別配送の要望についてロジ部門と調整する
C. 顧客に無断でロジ部門の運用を変更し、納品形態を変える
D. 出荷トラブルが発生した際にロジと連携して顧客対応をする
正解:C
解説: ロジ部門の運用や納品形態は、オペレーション全体に影響を及ぼすため、営業が独断で変更するのは厳禁です。営業は顧客要望をまず社内で共有・協議し、可否と代替案を検討したうえで調整役として動くべきです。誤った変更は社内外の信頼を損ねるリスクがあります。


