営業の基礎問題 (ロジスティクス編 2)

 問題1

EDIの主な目的として最も適切なものはどれか?

A. 企業間の決済情報をクラウドで保管・共有すること

B. 商品の流通過程を追跡し、消費者に通知する仕組みを構築すること

C. 企業間での受発注や請求などの取引データを電子的に交換すること

D. 顧客情報を社内で安全に管理し、個人情報保護を強化すること

 正解:C. 企業間での受発注や請求などの取引データを電子的に交換すること

 解説:

EDI(Electronic Data Interchange)は、取引先との受発注・出荷・請求などの商取引データを標準フォーマットで電子的に交換する仕組み。紙の伝票やFAXによるやりとりを減らし、効率化・正確性向上・コスト削減を目的とする。

問題2

以下のうち、EDI導入によって期待される効果として最も適切でないものはどれか?

A. データ入力ミスの削減による取引精度の向上

B. ペーパーレス化による業務コスト削減

C. 顧客の購買動向の詳細分析によるターゲティング精度向上

D. 取引先との情報共有の迅速化・タイムリーな対応

 正解:

C. 顧客の購買動向の詳細分析によるターゲティング精度向上

 解説:

EDIは主に企業間取引の効率化を目的としており、消費者の購買動向分析などマーケティング寄りの機能は持たない。消費者データの分析にはPOSやCRMシステムが用いられる。一方、業務プロセスの正確性とスピード向上には大きく貢献する。

問題3

インターネットを使ったEDI(Web-EDI)における特徴として、最も適切なものはどれか?

A. 独自の専用回線を使用するため、インフラコストが高い

B. 取引先ごとに異なる形式の伝票を手入力で送信する仕組み

C. 一般のインターネット網を利用し、専用ソフト不要で運用できる場合がある

D. 通信速度が遅いため、大規模企業では利用されにくい

 正解:

C. 一般のインターネット網を利用し、専用ソフト不要で運用できる場合がある

 解説:

Web-EDIは、従来のVAN(Value Added Network)型EDIに比べ、インターネットを介してブラウザベースで取引可能なEDI形態。導入・維持コストが低く、中小企業でも導入しやすい。一方、セキュリティやフォーマット統一の管理が課題となることもある。

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