第1問
次のうち、交差比率の定義として最も適切なものはどれか?
A. 売上総利益 ÷ 売上高 × 100
B. 売上高 ÷ 仕入原価 × 100
C. 売上総利益 ÷ 期末在庫高 × 100
D. 在庫回転率×粗利益率
正解:D. 在庫回転率×粗利益率
解説:
交差比率は、商品と在庫の効率を見る指標
計算式: 交差比率 =在庫回転率×粗利益率=(売上高÷平均在庫高(原価))×(粗利益÷売上高)
商品への在庫投資がどれだけ効率的に利益を生み出しているかを見る。
第2問
GMROI(商品投下資本利益率)の主な活用目的として正しいものはどれか?
A. 仕入商品の利益額そのものを把握するため
B. 商品回転率を直接管理するため
C. 商品在庫に対する投資の効率を評価するため
D. 商品単価の値上げ余地を判断するため
正解:C. 商品在庫に対する投資の効率を評価するため
解説:GMROI(Gross Margin Return on Inventory Investment)は、商品在庫への投資に対し、どれだけの粗利益を生んだかを測る指標。
計算式: GMROI = 売上総利益 ÷ 平均在庫(原価ベース)
この指標は、限られた棚や在庫スペースの中でどの商品の利益効率が高いかを評価するのに有効で、MD戦略の判断材料になる。
第3問
ある商品群の年間売上総利益が1,200万円、年間平均在庫原価が400万円だった。この商品のGMROIとして正しいのはどれか?
A. 1.2
B. 2.0
C. 3.0
D. 4.0
正解:C. 3.0
解説:計算式: GMROI = 売上総利益 ÷ 平均在庫原価
1,200万円 ÷ 400万円 = 3.0
これは「在庫1円あたり3円の粗利益を生んでいる」ことを意味する。GMROIが高いほど商品投資効率が良い。一般的にGMROIが「1.0未満」の商品は、投資効果が低く見直しの対象となる。
