第1問 マーチャンダイジングにおける「5つの適正(5Right)」に含まれない要素はどれか?
A. 適正な商品(Right Merchandise)
B. 適正な販売員(Right Salesperson)
C. 適正な場所(Right Place)
D. 適正な価格(Right Price)
正解:B
解説:
マーチャンダイジングの基本である「5つの適正(5R)」は、
「適正な商品・適正な時期・適正な場所・適正な数量・適正な価格」です。販売員(B)は含まれていません。
営業としては、提案時にこの5Rを満たすことを意識する必要があります。
第2問 営業がマーチャンダイジング活動で最も意識すべき「フェイス管理」とは何を指すか?
A. 店舗スタッフの表情や接客態度を管理すること
B. 商品陳列棚における商品正面(フェイス)をきれいに並べること
C. 商品の価格POPを目立たせること
D. 顧客の購買履歴データを管理すること
正解:B
解説:
フェイス管理とは、陳列棚で商品の正面(フェイス)を揃えて、見栄え良く、購買意欲を高める活動を指します。
営業は、店頭提案時に「フェイスを何面取れるか」「売り場をどれだけ確保できるか」を交渉・提案することが重要です。
第3問 マーチャンダイジング活動において「アイランド陳列(島陳列)」が効果的に使われる主な目的はどれか?
A. 商品を隠して在庫リスクを減らすため
B. 特定商品の目立たせ・衝動買い促進を狙うため
C. 高価格商品のみを集めて並べるため
D. 売れ残り商品の在庫処分をするため
正解:B
解説:
アイランド陳列(島陳列)とは、店内中央などに商品を山積みにして目立たせる陳列方法です。
顧客の視線を集め、計画外購買(衝動買い)を促す効果があります。
営業は販促提案時に「アイランド展開可否」を交渉できると売上拡大のチャンスが広がります。
第4問 営業がMD提案を行う際に「プライスライン戦略」を考慮すべき理由として最も適切なものはどれか?
A. できるだけ高価格帯商品のみを押し付けるため
B. 商品カテゴリ内で適切な価格レンジを設定し、顧客選択肢を作るため
C. すべての商品を最安値で提供するため
D. 顧客に商品情報を与えず直感的に買わせるため
正解:B
解説:
プライスライン戦略とは、カテゴリごとに複数の価格帯商品をバランスよく揃えることで、顧客の購買選択を促進する戦略です。
営業提案でも、「エントリー価格・中価格・高価格」のバリエーションを持たせることで、幅広い層の購買を狙うことができます。
単に高額押し(A)や最安一辺倒(C)はリスクが高い戦略です。
