営業の基礎問題 (営業管理編 7)

第1問

KPIの運用において、営業マネージャーが最も意識すべきマネジメント行動はどれか?

A. KPIは設定後、放置してもメンバーが自然に意識する

B. KPI未達の際には、KGIの目標を下げるよう調整する

C. KPIの達成状況を定期的に確認し、改善アクションを指導する

D. KPIを達成していても、成果が出ないなら意味がないと捨てる

正解:C. KPIの達成状況を定期的に確認し、改善アクションを指導する

解説:KPIは管理されてこそ意味があります。マネージャーは、KPIの進捗を日次・週次で確認し、未達時には行動・プロセスの改善を促す必要があります。達成していてもKGIに結びつかない場合はKPIの妥当性を見直す必要はありますが、まずは運用徹底が前提です。

第2問

KPIとKAIの関係として最も正しいものはどれか?

A. KPIは感覚的な要素、KAIは成果に直結する数値

B. KPIはKAIの上位にある概念で、行動結果を示す

C. KPIとKAIは意味がほぼ同じで置き換えてよい

D. KPIは抽象的で、KAIは定量化されたものが多い

正解:B. KPIはKAIの上位にある概念で、行動結果を示す

解説:KPIは行動の「結果」を数値化したものであり、KAI(Key Action Indicator)はその「行動」自体を示す指標です。例えば、「1ヶ月の商談件数(KPI)」の裏には「1日5件の電話アプローチ(KAI)」といった具体行動が存在します。

第3問

営業組織におけるKPI設定で起こりやすい失敗として最もよくあるものはどれか?

A. 現場の声をすべて取り入れて柔軟に調整している

B. 目標に対して逆算せず、過去の実績をベースに設定している

C. メンバーごとにKPIを最適化している

D. 達成度の可視化を毎週行っている

正解:B. 目標に対して逆算せず、過去の実績をベースに設定している

解説:KPIは「KGIからの逆算」が基本です。にもかかわらず、「去年これくらいだったから」といった前例踏襲型で設定されることが多く、目標との整合性が取れないケースがあります。目標達成のために「何が」「どのくらい」必要かという視点が欠かせません。

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