第1問
KGIを設定する際に、最も重視すべきポイントはどれか?
A. 達成しやすい数値目標にすること
B. 現場のモチベーションを重視して感覚的に設定すること
C. 組織のビジョンや中長期戦略と整合性を取ること
D. とりあえず前年踏襲で設定することが安全
正解:C. 組織のビジョンや中長期戦略と整合性を取ること
解説:KGIは企業や組織が「最終的に達成すべき成果」を定めた指標です。単なる現場の数値目標ではなく、企業の方向性や戦略に沿って設計される必要があります。たとえば「地域No.1のシェアを実現する」などのビジョンがあるなら、それに連動したKGI(売上・シェア率など)を定めることが重要です。
第2問
以下のうち、KGIの例として最も適切なものはどれか?
A. 商談化率20%以上
B. 提案書提出件数を毎月15件以上にする
C. 年間売上高10億円の達成
D. 1日5件以上の新規架電を行う
正解:C. 年間売上高10億円の達成
解説:KGIは「最終成果」を定めたものであり、「売上高」や「市場シェア」「契約数」などが該当します。AやB、DはKPIやKAIのレベルであり、KGIを達成するための中間的・行動的な指標です。
第3問
営業マネージャーがKGIをメンバーに示す際に、最も重要なことはどれか?
A. 数字だけを示し、詳細な説明は省く
B. 達成困難でも高いKGIを掲げてプレッシャーを与える
C. KGIがなぜ必要か、全体戦略との関係性を伝える
D. メンバーにKGIを自由に決めさせることで自律性を促す
正解:C. KGIがなぜ必要か、全体戦略との関係性を伝える
解説:KGIは「組織全体の目標」であり、現場のメンバーが自分の役割や貢献を理解するためには、その意義や背景をマネージャーが丁寧に伝える必要があります。納得感がなければ、KPIやKAIの実行にもつながりにくくなります。
