営業の基礎問題 (営業管理編 3)

第1問

営業組織の成果管理において、KGIの最も適切な定義はどれか?

A. 営業担当者の行動量を測定する指標

B. 目標達成のために必要な業務プロセスの指標

C. 組織として最終的に達成すべき成果指標

D. 顧客満足度やNPSのような定性的指標

正解:C. 組織として最終的に達成すべき成果指標

解説:KGI(Key Goal Indicator)は、企業や部門としての最終的な成果(例:年間売上高、利益率、新規顧客獲得数など)を示す指標です。これをもとに、必要な行動や中間指標(KPIやKAI)を設定します。

第2問

営業マネージャーがKPIを設定する際に、特に注意すべきことはどれか?

A. KPIはなるべく抽象的で、柔軟性のある指標とする

B. KGIと直接結びつき、進捗を可視化できる指標とする

C. KPIは営業担当者個人の感覚に任せるのがよい

D. 毎月変えることで、常に新鮮な行動を促す

正解:B. KGIと直接結びつき、進捗を可視化できる指標とする

解説:KPI(Key Performance Indicator)は、KGI達成に向けた中間指標です。例えば「アポ獲得件数」「提案書提出数」など、KGIに至るプロセスの進捗を定量的に把握するためのものです。明確で継続的に追えることが重要です。

第3問

営業マネージャーがKAIを活用する主な目的として最も適切なのはどれか?

A. 部下に成果責任を押し付けるため

B. 競合との差別化を示すためのPR材料にする

C. 成果につながる具体的な行動を定着させるため

D. 報告書の枚数を増やして稼働感を出すため

正解:C. 成果につながる具体的な行動を定着させるため

解説:KAI(Key Action Indicator)は、営業成果を生むために必要な行動(例:1日3件の新規顧客架電、毎回のヒアリングで課題を3つ以上聞き出すなど)を定め、行動レベルでの改善・習慣化を促す指標です。マネージャーは部下の行動パターンを可視化し、成果との関係を分析する必要があります。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP