営業の基礎問題(利益編 2)

第1問 

営業利益とは次のうちどれを指すか? 

A. 売上総利益から販売費および一般管理費を差し引いた利益 

B. 売上高からすべての費用を差し引いた利益 

C. 営業活動による現金収支の差額 

D. 税引前当期純利益に特別利益を加えたもの

正解: A. 売上総利益から販売費および一般管理費を差し引いた利益 

解説:営業利益とは、企業の「本業による儲け」を表す指標です。売上総利益(売上高-売上原価)から、販売費(広告宣伝費、販売促進費など)および一般管理費(人件費、管理部門費用など)を引いたものです。つまり、企業が「通常の営業活動でどれだけ利益を上げているか」を示します。投資収益や特別損益を含まないため、本業の実力を測る重要な数字です。

  第2問 

売上高に対する営業利益の割合を表す指標はどれか? 

A. 売上総利益率 

B. 営業利益率 

C. 経常利益率 

D. 当期純利益率

正解: B. 営業利益率 

解説:営業利益率とは、売上高に対して営業利益がどれくらいの割合を占めるかを示す指標です。 

計算式は【営業利益 ÷ 売上高 × 100】です。この指標が高いほど「本業で効率よく利益を上げている」ことを意味します。逆に、売上が大きくても営業利益率が低いと、コスト負担が重く、利益体質が弱いことを示す場合があります。

営業活動の効率性を測る上で非常に重要な数字です。

 第3問 

次のうち、利益を増やすために営業担当者が直接できるアクションとして最も適切なものはどれか? 

A. 設備投資の予算削減提案をする 

B. 売上単価を引き上げる交渉をする 

C. 配当政策を見直す提言をする 

D. 財務費用の見直しをする

正解:B. 売上単価を引き上げる交渉をする 

解説:営業担当者が利益に直接貢献できるポイントは、「売上金額を増やす」か「原価率を下げる」ことです。 そのため、値引きせず適正な単価で販売する、もしくは単価を引き上げる交渉を成功させることは、営業利益に直結します。一方、設備投資、配当政策、財務費用の見直しは主に経営や財務部門が担う領域であり、営業担当者が直接手を出すものではありません。 営業活動を通じて単価アップや高付加価値提案を行うことが、利益貢献に最も直結する行動です。

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