第1問
状況:法人顧客がこう話しました。
「今の物流システムだと繁忙期に対応しきれなくて、多少の遅延は出ています。」
次に取るべき深掘り質問はどれか?
A)「弊社なら遅延ゼロを保証できます!」
B)「遅延が出ると、どの業務に一番影響が出ていますか?」
C)「コスト重視で対応したいですか?」
D)「繁忙期の取引先数を教えてもらえますか?」
正解:B「遅延が出ると、どの業務に一番影響が出ていますか?」
解説:課題が出たときは、「その課題がどんな悪影響を引き起こしているか」を深掘るのが鉄則です。影響がわかれば、「改善すべき理由」が明確になり、提案が通りやすくなります。いきなり提案(A)やコスト話(C)に行くと、顧客の本当の困りごとを取りこぼします。
第2問
状況:個人顧客が住宅リフォーム相談中にこう言いました。
「最近、冬場の廊下がすごく寒くて困っています。」
次に取るべき深掘り質問はどれか?
A)「それなら断熱材を強化しましょう!」
B)「廊下の寒さが一番気になるのはどの時間帯ですか?」
C)「他にリフォームを考えている箇所はありますか?」
D)「リフォームのご予算はどれくらいですか?」
正解:B「廊下の寒さが一番気になるのはどの時間帯ですか?」
解説:課題が出たら、「状況の具体化」が次のステップです。いつ、どんな場面で困っているのかを細かく聞くことで、最適な改善策(提案)につながります。すぐに提案(A)や予算(D)にいくのは、顧客の本音を十分に引き出せない典型パターンです。
第3問
状況:法人顧客の経理担当者がこう話しました。
「毎月の請求書処理にすごく手間がかかって、残業も増えてるんですよね。」
次に取るべき深掘り質問はどれか?
A)「どの作業工程に一番時間がかかっていますか?」
B)「うちなら一括請求システムをすぐにご提案できます!」
C)「それは人手不足が原因でしょうか?」
D)「請求ミスが出ることはありますか?」
正解:A「どの作業工程に一番時間がかかっていますか?」
解説:「手間がかかっている」と聞いたら、まずはどの部分にボトルネックがあるかを特定するのが優先です。作業工程がわかれば、課題解決の方向性も明確になります。 すぐ提案(B)や勝手な仮説(C)を立てると、相手の状況に合わないズレた提案になりがちです。
