第1問
「LTV(顧客生涯価値)」の定義として最も適切なのはどれか?
A. 顧客が1回の取引で支払う平均金額
B. 顧客が取引を開始してから終了するまでに企業にもたらす利益の総額
C. 顧客が1年間に企業にもたらす売上高
D. 顧客の人口統計情報をもとにした購買傾向
正解:B
解説:LTV(Life Time Value)は、「1人の顧客が生涯にわたって企業にもたらす利益の合計」を示す重要な指標です。顧客との関係性を長期的にとらえ、短期の売上だけでなく、継続購入・解約率などを踏まえたマーケティング施策に活用されます。
第2問
RFM分析で使用される3つの指標に該当しないものはどれか?
A. Recency(最終購買日)
B. Frequency(購買頻度)
C. Monetary(購買金額)
D. Motivation(購買動機)
正解:D
解説:RFM分析とは、顧客を「直近の購買日(Recency)」「購買頻度(Frequency)」「累積購買金額(Monetary)」の3軸で分類し、優良顧客や離反傾向の顧客を分析する手法です。Motivation(動機)は分析要素ではありません。
第3問
以下のうち、「優良顧客を抽出する」ために最も有効な分析手法はどれか?
A. ABC分析により在庫回転率を分類する
B. RFM分析で高スコアの顧客を抽出する
C. SWOT分析で自社の強みと機会を確認する
D. ファイブフォース分析で競合環境を把握する
正解:B
解説:RFM分析は、購買履歴に基づいて顧客の価値を可視化する手法であり、特に「最近よく購入していて、金額も多い顧客(=優良顧客)」を効率的に抽出できます。ABC分析やSWOT分析は在庫や戦略分析に使うもので、顧客抽出には不向きです。
