問題1(財務分析・店舗収益性)
ある小売店の部門マネージャーが、収益改善のために GMROI(商品投下資本粗利高比率) を評価したい。
GMROIを改善するための最も適切な施策はどれか。
A. 在庫回転率を下げ、欠品を防ぐために大量の在庫を確保する
B. 粗利率が低いが売れ行きの良い商品を増やし、回転率依存度を高める
C. 不動在庫を削減し、在庫投下額を圧縮する
D. 仕入単価を上げて値入率を高める
【正解:C】
解説:
GMROI=粗利高 ÷ 在庫投下額
よって 在庫投下額を減らす(=不動在庫削減) は最も効果が高い。
Aは投下資本が増加しGMROI悪化、Bは粗利率低下の恐れ、Dは仕入単価上昇は逆効果。
問題2(マーケティング戦略・ポジショニング)
中規模スーパーが地域の競合店との差別化を図るために「サービス・ドミナント・ロジック(S-Dロジック)」の考え方を導入したい。
最も適切な理解はどれか。
A. 商品そのものの機能価値を強調し、物的価値を最大化する考え方である
B. 顧客が価値を共同で生み出すプロセスに重点を置く考え方である
C. 低価格戦略を徹底し、コストリーダーシップで市場を取る方法である
D. 商品のPOSデータを軸に品揃え最適化を行う方式である
【正解:B】
解説:
S-Dロジックは
価値は企業が一方的に提供するものではなく、顧客と企業が「共同で創る」
という理論。
AはG-Dロジック、Cは競争戦略、DはMDのデータ活用の話。
問題3(店舗運営・労務管理)
小売店の店長が、従業員満足度(ES)を高めて離職率を下げたいと考えている。
ES向上が最も店舗パフォーマンスに結びつきやすい施策 はどれか。
A. インセンティブ制度を強化し、成果が高い従業員のみ評価する
B. 標準作業手順(SOP)を整備し、業務負担を平準化する
C. 長時間残業を許容し、顧客対応の柔軟性を高める
D. 店長による指示・命令型マネジメントを徹底する
【正解:B】
解説:
ES向上には 労働負荷の適正化・業務の見える化・標準化 が最も効果的。
SOP整備により
作業の属人化が減る
新人教育が容易
ミスが減る
労働負荷の偏りが減る
などの効果が期待でき、結果的にCS・売上にもつながる。
Aは公平性を欠く、CはESを悪化させる、Dは自律性を奪い逆効果。


