営業の基礎問題 (小売業の基礎知識 8)

問題1 MD戦略・収益管理

ある小売企業は、カテゴリー別の「戦略的価値」を評価するために ポートフォリオ分析(カテゴリー・ロール分析) を導入した。

商品の役割を「牽引(Destination)」「日常(Routine)」「季節(Seasonal)」「利幅(Convenience)」に分類した際、以下のうち 牽引カテゴリーに最も適した戦略 はどれか。

A. 在庫回転率を最優先し、SKUは最小限に抑える

B. 利幅を重視し、高粗利商品の比率を増やす

C. 店舗の来店理由となるため、品揃え幅と深さを最大化する

D. 販促投資は抑制し、自然発生的需要に任せる

【正解:C】

解説:

牽引カテゴリー(Destination)は、顧客がその商品を目的に来店する「キーカテゴリー」。

そのため 品揃えを広く・深く し、価格政策も競争力を持たせることが必須。

Aは日常カテゴリーの考え方、Bは利幅カテゴリー、Dは牽引には不適切。

問題2 ロジスティクス・需要予測

ある小売店は新商品の販売計画を立てている。需要予測の精度向上のために 「因果予測モデル」 を用いる場合、最も適切な説明はどれか。

A. 過去の売上データのみを用い、季節性やトレンドを反映する方式である

B. 顧客アンケート結果やプロモーション計画など、需要を生む要因を変数としてモデル化する方式である

C. 店舗スタッフが経験に基づき需要を推計する方式である

D. 同業他社の売上高を取り込み、自己回帰させる予測モデルである

【正解:B】

解説:

因果予測モデル(回帰分析型)は、

 気温

 広告費

 価格

 イベント

 プロモーション量

  など 需要を動かす要因を変数に入れて予測する方式。

  Aは時系列予測、Cは判断予測、DはARモデルに近い考え方。

問題3 組織管理・リーダーシップ

小売企業の店長が、部下の自律的行動を促すために「シチュエーショナル・リーダーシップ理論(SL理論)」を活用する場合、

部下の能力が高く意欲も高い状態(成熟度M4)に最も適したリーダー行動はどれか。

A. 手取り足取り指示を与え、行動を細かく管理する

B. 部下の意見を尊重しつつも、意思決定は店長が行う

C. 店長と部下が話し合い、意思決定を分担する

D. 権限委譲を進め、部下が主体的に意思決定できるよう任せる

【正解:D】

解説:

SL理論では、

 M4(高能力・高意欲)=「委任型(Delegating)」

  が最も適切。

  Aは指示型、Bは説得型、Cは参加型。

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