営業の基礎問題 (ロジスティクス編 1)

問題1

以下のうち、DC(Distribution Center:在庫型物流センター)の特徴として最も適切なものはどれか?

A. 商品を一時保管せず、仕分けのみを行うセンター

B. 多頻度・小口配送を目的とした店舗内の保管スペース

C. 商品在庫を持ち、店舗別の需要に応じた在庫出荷を行うセンター

D. 生産拠点から直接消費者に商品を配送する役割を持つセンター

 正解:

C. 商品在庫を持ち、店舗別の需要に応じた在庫出荷を行うセンター

 解説:

DC(在庫型センター)は、複数の商品を一括して保管・在庫管理しながら、各店舗や地域に応じた出荷を行う拠点。需要変動に備えた在庫バッファを持ち、欠品や納品リードタイムの短縮に対応する。

 問題2

小売業におけるTC(Transfer Center:通過型物流センター)の運用に関して、正しい内容はどれか?

A. 商品在庫を保管し、季節変動に対応する安全在庫を持つ

B. 複数メーカーの商品を一括仕分けし、各店舗へ即日配送する

C. 店舗で発注された商品を返品し、仕入先に送る機能を持つ

D. 商品の品質検査やリパックなど流通加工を主目的とする拠点

 正解:

B. 複数メーカーの商品を一括仕分けし、各店舗へ即日配送する

 解説:

TC(通過型センター)は、在庫を持たず、仕入先から入荷した商品を即時に仕分け・配送するセンター。リードタイム短縮・物流効率化・小口納品の最適化に寄与する。食品スーパーなど、鮮度・日配品を扱う業態で多く用いられる。

 問題3

小売業におけるクロスドッキング(XD)の特徴として最も適切なものはどれか?

A. 在庫を倉庫で管理しながら、需要予測に応じたバルク出荷を行う

B. 発注後、店舗で仕分けを行い、その後に顧客に配送する

C. 入荷と同時に出荷することで在庫保有を最小化する仕組み

D. 顧客の購買データをもとに自動的に生産計画を立てる仕組み

 正解:

C. 入荷と同時に出荷することで在庫保有を最小化する仕組み

 解説:

クロスドッキング(XD)とは、仕入先から届いた商品をセンターで保管せず、即時に仕分け・出荷する方式。リードタイムの短縮、在庫コストの圧縮、鮮度維持などのメリットがあるが、高度な情報連携と正確なタイミングが求められる。

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