営業の基礎問題 (マーチャンダイジング編 2)

第1問 季節マーチャンダイジング(季節MD)を営業提案で活用する主な目的はどれか?

A. 通年同じ商品だけを安定的に販売するため 

B. 売場の季節感を演出し、旬の商品ニーズを取り込むため 

C. 季節商品をできるだけ早く撤去するため 

D. 店舗在庫をすべて均一にするため

正解:B

解説:季節MDは、春夏秋冬やイベント(バレンタイン、母の日、クリスマスなど)に合わせて売場・商品を切り替え、顧客の「今欲しい」気持ちに応えることを狙った施策です。 

営業提案時にも、「季節限定商品」や「シーズン提案セット」の企画を持ち込むことで、店舗側にとっても売場活性化メリットを訴求できます。

第2問 販促連動型マーチャンダイジング提案において、営業が最も重視すべきポイントはどれか?

A. 販促キャンペーンと売場作りが連動し、顧客の購買意欲を高めること 

B. 販促に関係なく売上主義で押し売りすること 

C. 販促期間に関係なく常に同じ陳列を維持すること 

D. 販促キャンペーン中だけ商品価格を倍にすること

正解:A

解説:販促連動型MDでは、キャンペーン施策(セール・ポイント還元・タイムセールなど)と売場演出(陳列・POP・特設売場)が一体となって、購買促進を狙います。 

営業は販促内容に合わせた売場提案(「販促POP+アイランド陳列」など)を行い、店頭効果を最大化する役割を担います。

第3問 棚割提案において営業が最も意識すべき考え方はどれか?

A. 自社商品だけを棚に最大限並べること 

B. カテゴリー内の売れ筋・死に筋バランスを考慮し、売上最大化を目指すこと 

C. 他社競合商品の棚を削減させるために交渉すること 

D. 棚数が確保できれば商品配置は考えなくてよいこと

正解:B

解説: 棚割提案(プラノグラム提案)は、カテゴリー全体の売上・回転率を最大化するために、「売れ筋強化」「死に筋整理」「フェイス配分最適化」を考えた設計が求められます。 

営業は「自社商品だけを押し込む」(A)のでなく、小売側にとってもメリットがある棚割設計を提案するのが信頼されるコツです。

第4問 季節MDと棚割変更のタイミングを効果的に提案するために、営業が把握しておくべき情報はどれか?

A. 競合メーカーの製品スペック詳細 

B. 店舗ごとの棚替えスケジュールと季節プロモーション計画 

C. 顧客の購入履歴データ 

D. 自社工場の稼働スケジュール

正解:B

解説:季節商品の切り替えや新商品導入は、店舗ごとの棚替えスケジュール(春夏秋冬の入替時期)と密接に連動しています。 

営業は、「いつ棚替えがあるか」「いつプロモーションが始まるか」を事前に把握し、最適なタイミングで提案・交渉することが非常に重要です。 

これを知らないと、売場確保のチャンスを逃してしまいます。

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