営業の基礎問題 (営業管理編 11)

第1問

KPIが適切に機能している状態とは、次のうちどれか?

A. KPIを達成していなくても、感覚的にチームの調子が良い

B. KPIの数値が目標に届いていないが、誰も問題視していない

C. KPIの達成がKGIの達成に確実につながっている

D. KPIが高くても、個人ごとに達成基準がバラバラである

正解:C. KPIの達成がKGIの達成に確実につながっている

解説:KPIは「KGI達成のための中間指標」であり、その達成が最終成果(KGI)と明確につながっている必要があります。逆に、KPIがKGIに寄与していない場合は、見直しが必要です。

第2問

KPIを複数設定する際に陥りやすい失敗はどれか?

A. すべてのKPIに対して目標値を設定する

B. KGIとの関係を明確にしておく

C. KPIの数が多すぎて、現場で優先順位がつけられない

D. KPIを定量的に表現する

正解:C. KPIの数が多すぎて、現場で優先順位がつけられない

解説:KPIは「集中すべき指標」であるにも関わらず、多すぎると現場が混乱し、どこに力を入れるべきかわからなくなります。KPIは厳選し、重点的に運用すべきものに絞ることが重要です。

第3問

営業マネージャーがKPIを評価する際に最も避けるべき行動はどれか?

A. 達成状況を定期的に確認する

B. 未達要因を振り返り、次の行動に反映する

C. 個人ごとのKPIを比較し、公開の場で競わせる

D. KPIの変動をKGIの変化と照らして見る

正解:C. 個人ごとのKPIを比較し、公開の場で競わせる

解説:KPIの評価は建設的な目的で行うべきであり、過度な競争や恥をかかせるような運用は、メンバーの士気を下げ、KPI本来の目的(行動改善)を損ないます。あくまで「行動の見える化と改善」に主眼を置いた運用が大切です。

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