営業の基礎問題 (営業管理編 10)

第1問

KGIを設定する際に営業マネージャーが最も意識すべき視点はどれか?

A. 各営業担当の希望に沿って設定する

B. 行動プロセスではなく、最終成果や目標を明確にする

C. 設定は後回しにし、KPIを先に整備する

D. 感覚的に達成できそうな数値で決める

正解:B. 行動プロセスではなく、最終成果や目標を明確にする

解説:KGIは「最終的に達成すべき成果」の指標であり、売上高・利益率・契約件数などのゴールを定義します。KPIやKAIとは異なり、行動プロセスではなく結果を表すことに意味があります。

第2問

KGIが達成できていないとき、営業マネージャーがまず行うべき対応として最も適切なのはどれか?

A. 全メンバーのKAIを一斉に変更する

B. メンバーの能力不足を叱責して士気を上げる

C. KGIの基準値を下げる

D. KPIやKAIを確認し、ボトルネックを分析する

正解:D. KPIやKAIを確認し、ボトルネックを分析する

解説:KGIが未達の場合、その原因は「行動プロセス(KPI・KAI)」にあることが多いため、マネージャーはまず中間指標と行動をチェックし、どこに問題があるかを見極める必要があります。いきなり数値や人を責めるのではなく、因果構造を冷静に分析する姿勢が重要です。

第3問

以下のうち、KGIの例として最も適切なものはどれか?

A. 1日5件の訪問アポイントを実施する

B. 月間受注件数30件

C. 顧客との良好な関係性を築く

D. 毎週KPIレビューを行う

正解:B. 月間受注件数30件

解説:KGIは「最終成果」を数値化したものであり、受注件数、売上金額、利益率などが代表的な例です。AはKAI、Dは運用アクション、Cは定性的で測定が難しく、KGIとは言えません。

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