営業の基礎問題(基礎編 3)

第1問

ある営業チームは既存顧客との取引拡大を狙っているが、顧客の関心・ニーズが多岐にわたっており、提案が分散してしまっている。このような状況で最も効果的に顧客の真のニーズを抽出し、課題を特定するフレームワークはどれか?

A. PEST分析

B. 4C分析

C. バリューチェーン分析

D. 課題構造化(ロジックツリー)

正解:D. 課題構造化(ロジックツリー)

解説:課題構造化(ロジックツリーやWhyツリー)は、表面的なニーズから深層の課題や真因を特定するのに有効です。PESTや4Cは市場や顧客理解には役立ちますが、具体的な課題特定には構造化思考が有効です。

第2問

自社の営業力強化を検討するにあたり、営業プロセスごとの強み・弱みを可視化し、ボトルネックを特定したい。この目的に最も適したフレームワークはどれか?

A. ファイブフォース分析

B. AIDMAモデル

C. バリューチェーン分析

D. カスタマージャーニーマップ

正解:C. バリューチェーン分析

解説:バリューチェーン分析は、企業内の各機能・プロセスがどのように価値を生み出しているかを分析し、強化ポイントを見極めるのに役立ちます。営業プロセスも「価値創出の流れ」として捉えることができます。

第3問

ある営業担当者は、新規市場向けの提案営業を行う際、顧客にとっての「価値」を中心にメッセージを構成したいと考えている。この目的に最も合致するフレームワークはどれか?

A. SWOT分析

B. STP分析

C. バリュープロポジションキャンバス

D. PDCAサイクル

正解:C. バリュープロポジションキャンバス

解説:バリュープロポジションキャンバスは、「顧客の課題や期待」と「自社の提供価値」を明確に対応づけるフレームワークで、提案型営業に非常に適しています。単なるセグメント分けや分析より実践的です。

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