営業の基礎問題(利益編 7)

 第1問 

顧客から「もっと安くして」と値下げ要請があったとき、まず取るべき最も適切な対応はどれか?

A. すぐに上司に相談する 

B. すぐに値引きOKして契約を取る 

C. 値下げ理由や背景をヒアリングする 

D. 即座に値下げを断る

正解: C. 値下げ理由や背景をヒアリングする

解説:値下げ要請が来たら、即応せず、まず「なぜ値下げを求めているのか」をヒアリングすることが鉄則です。

たとえば、 

・ 予算不足 

・ 他社比較 

・ 社内稟議の都合 

・ 価格以外の付加価値要望 

など、理由によって対応策は大きく異なります。 

背景を聞かずに安易に値引くと、利益を失うだけでなく、信用も損ねる可能性があります。

  第2問

顧客からの値下げ要請に対して、「価格は据え置きにしたい」と考える場合、最も効果的なアプローチはどれか?

A. 値引き以外の付加価値(サポートや納期短縮など)を提案する 

B. 価格据え置きの理由をひたすら理屈で押し通す 

C. 他社の価格を引き合いに出してけん制する 

D. 契約の即決を条件に少しだけ値下げを提示する

正解: A. 値引き以外の付加価値(サポートや納期短縮など)を提案する

解説:単純な値下げ競争に巻き込まれないためには、「価格以外の魅力を高める」ことがカギです。 

たとえば、 

・ 無償サポート期間の延長 

・ 特急納品 

・ 保守・アフター対応の強化 

などを提案することで、価格の正当性を守りつつ顧客満足も高めることができます。

  第3問

「どうしても価格を下げてほしい」という顧客に対して値引きを行う場合、営業として最も注意すべきポイントはどれか?

A. 値引きに応じたらすぐに注文をもらうことを約束させる 

B. 値引き幅をできるだけ広くして顧客満足を最大化する 

C. 他の顧客にも同条件で値引きを適用すると伝える 

D. 値引き理由を曖昧にして「特別対応感」を演出する

正解: A. 値引きに応じたらすぐに注文をもらうことを約束させる

解説:値引きは「条件付き」で行うのが原則です。 

特に、 

・ 値引き=即決 

・ 値引き=追加発注 

など、「何かを得る代わりに譲歩する」姿勢を持たないと、ただ安売りするだけで終わってしまいます。 

値引きには必ず「対価・条件」をセットで求める――これが営業の基本です。

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