第1問 ある商品を、販売価格100万円・原価70万円で販売していた。顧客から「5%値下げしてほしい」と要望された場合、粗利額はいくらになるか?
A. 28万円
B. 25万円
C. 27万円
D. 30万円
正解: B. 25万円
解説:もとの粗利額は100万円(販売価格)−70万円(原価)=30万円
5%値下げすると、販売価格は100万円 × 95%=95万円
新しい粗利額は95万円−70万円=25万円
ポイント:
値下げは「売上高ダウン」だけでなく「粗利額ダウン」に直結します。このケースでは、5万円値下げしたことで粗利額が5万円減少しています。
第2問
販売価格200万円、原価120万円の商品。10%値下げを受けた場合、新しい粗利率はどれになるか?
A. 約33%
B. 約40%
C. 約35%
D. 約30%
正解:
A. 約33%
解説:もとの粗利率は、200万円−120万円)÷200万円=40%
10%値下げすると、販売価格は、200万円 × 90%=180万円
新しい粗利額は、180万円−120万円=60万円
新しい粗利率は、60万円 ÷ 180万円=約33.3%
よって、正解はA. 約33%です。
ポイント:値下げは、粗利額だけでなく粗利率も確実に悪化させます。
たとえ原価が変わらなくても、販売価格が下がると粗利率も下がるので注意!
第3問
販売価格150万円・原価90万円の商品で、顧客から「7%値下げしてほしい」と言われた。
この値下げを受けると、粗利額は何万円減少するか?
A. 7.5万円減少
B. 10.5万円減少
C. 9万円減少
D. 6万円減少
正解:B 10.5万円減少
解説:もとの粗利額は150万円−90万円=60万円
7%値下げすると、販売価格は150万円 × 93%=139.5万円
新しい粗利額は 139.5万円−90万円=49.5万円
粗利額の減少は60万円−49.5万円=10.5万円減少
よって正解はB. 10.5万円減少です。
ポイント
わずか数%の値下げでも、粗利額には大きなインパクトがあります。 営業現場では、軽い気持ちで値下げに応じると「利益が大きく削られる」ので要注意です。
