営業の基礎問題(利益編 6)

  第1問 ある商品を、販売価格100万円・原価70万円で販売していた。顧客から「5%値下げしてほしい」と要望された場合、粗利額はいくらになるか?

A. 28万円 

B. 25万円 

C. 27万円 

D. 30万円

正解: B. 25万円

解説:もとの粗利額は100万円(販売価格)−70万円(原価)=30万円 

5%値下げすると、販売価格は100万円 × 95%=95万円 

新しい粗利額は95万円−70万円=25万円

ポイント: 

値下げは「売上高ダウン」だけでなく「粗利額ダウン」に直結します。このケースでは、5万円値下げしたことで粗利額が5万円減少しています。 

  第2問

販売価格200万円、原価120万円の商品。10%値下げを受けた場合、新しい粗利率はどれになるか?

A. 約33% 

B. 約40% 

C. 約35% 

D. 約30%

正解: 

 A. 約33%

解説:もとの粗利率は、200万円−120万円)÷200万円=40% 

10%値下げすると、販売価格は、200万円 × 90%=180万円 

新しい粗利額は、180万円−120万円=60万円 

新しい粗利率は、60万円 ÷ 180万円=約33.3%

よって、正解はA. 約33%です。

ポイント:値下げは、粗利額だけでなく粗利率も確実に悪化させます。 

たとえ原価が変わらなくても、販売価格が下がると粗利率も下がるので注意!

  第3問

販売価格150万円・原価90万円の商品で、顧客から「7%値下げしてほしい」と言われた。 

この値下げを受けると、粗利額は何万円減少するか?

A. 7.5万円減少 

B. 10.5万円減少 

C. 9万円減少 

D. 6万円減少

正解:B 10.5万円減少

解説:もとの粗利額は150万円−90万円=60万円 

7%値下げすると、販売価格は150万円 × 93%=139.5万円 

新しい粗利額は 139.5万円−90万円=49.5万円 

粗利額の減少は60万円−49.5万円=10.5万円減少 

よって正解はB. 10.5万円減少です。

ポイント 

わずか数%の値下げでも、粗利額には大きなインパクトがあります。  営業現場では、軽い気持ちで値下げに応じると「利益が大きく削られる」ので要注意です。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP